スメラルドの花言葉

防弾少年団に転がりついたアラサー。

171204 12年 努力の結実、だからこそ期待されるプロデューサーSUGAの明日

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13歳からMIDIに触れ音楽への夢を育ててきたグループ防弾少年団のシュガ。その頃から休みなく走り続けてきた努力がついに実を結んだ。

2日午後7時、ソウル高尺スカイドームで開かれた「メロンミュージックアワード2017」にて、シュガはSURANの「今日、酔えば」のプロデューサーとしてホットトレンド賞の栄誉に輝いた。

防弾少年団シュガではなく、プロデューサー・シュガとして与えられた初めての賞だ。13歳から音楽を始めた彼は高校時代に大邱で「D-TOWN」というクルーでアンダー活動をしながら作詞・作曲をこつこつと続けてきた。当時5・18光州民主化運動を忘れないようにというメッセージをこめた自作曲「518-062」を作り話題になった。

だが、決して楽ではない時間だった。9月21日に放送されたMnet「カムバックショーBTS-DNA」でシュガはその時代を「2000ウォンでジャージャー麺を食べ、バスに乗れず家まで歩かなければならなかった。歌を売っても金にはならず詐欺にもたくさんあった。」と回想した。

つらかった時代を、シュガは去年発表した初めてのミックステープ「Agust D」にそのまま詰め込んだ。特に7番目のトラック「The Last」では不安な未来と周囲の否定的な視線にステージ恐怖症まで、精神的につらかった時間を過ごしたという過去も含まれている。

その後、現在の所属会社であるビッグヒットエンターテインメントのオーディションに合格し、練習生生活が始まったが生活費を稼ぐために夜中にアルバイトをして大きな事故にあったことも。この話もやはりミックステープと、防弾少年団の楽曲「Rain」を通じて知ることが出来る。

一言では表せない辛く困難だった過去、それでも諦めずに膨らませ続けた音楽への夢。その結果、シュガは防弾少年団としてデビューし、ミックステープを含み防弾少年団の「Tomorrow」「Let me know」「花様年華 Intro」「Never mind」「枯葉」等を直接プロデューシングしながら実力を証明してきた。

今年4月には初めて外部のプロデューシングまで担った。シュガの初めての外部プロデューシング曲だったSURANの「今日、酔えば」は公開されるとすぐに主要音楽チャートの1位を席巻し、総合月間チャートでも1位を占め熱い反応を得た。

2017MMAでプロデューサーとしての受賞をし、今や公然と実力を認められたプロデューサー・シュガ。これは始まりに過ぎない。「これからもっと素晴らしい音楽をお聞かせする」彼の受賞スピーチのように、防弾少年団は今後、アルバムからまた外部のプロデューシングまでまだまだ見せてくれるものが多い。だからこそ、さらに期待されるプロデューサー・シュガの明日なのだ。