“スメラルド”との運命的な出会い、はじまりのお話
[一番目のお話]“スメラルド”との運命的な出会い、はじまりのお話
こんにちは。フローリスト"Testesso"です。
私がこのブログを始めることになったきっかけは「スメラルド」という花をご紹介しようと思ったことです。
はじめに申し上げると、私は来る8月末にスメラルドを専門的に扱うフラワーショップのオープンを準備しています。考えようによってはただ自分の店の宣伝ブログだと思われるかもしれませんが、私はスメラルドと出会ったことが単純なビジネスだけではないと思っているのです。
スメラルドと私の初めての縁は5年前に遡ります。その時私はアメリカ中北部にあるノースダコタ州に留学をしていたのですが、米国フローリスト学会が開催する<Annual Flower Conference>に参加するため、バージニア州まで旅行を敢行しました。ノースダコタからバージニアまでは飛行時間だけでも5時間を超える距離で、私の宿舎から学会までは実に7時間以上もかかりました。
そうしてその長い道のりを進み、会場に入ったときに私が見たのは'プレイングカードの起源'というプラカードでした。<Annual Flower Conference>はすでに前の週に終わっていて、その時は米国プレイングカード学会のイベントがおこなわれていたのです。私が日記に日付を間違って書いていたということです。その時はあまりにも呆れ困惑しましたが、今振り返ってみるとこの全てが縁であったのだと思えます。その時私はとても疲れてすぐに他の場所へと移動する余力もなく、ただ椅子に座り講演を聞いたのです。幸いにも講演は興味深く、私の職業がフローリストということもあり花に関連した話がされた題目が最も興味深く、お気づきかとは思いますがその花というのがまさに…“スメラルド”なのです。
写真を見るとお分かりかと思いますが、スメラルドは暖かい雰囲気を持っています。ロマンティックな花びらの形と神秘的で幽玄な色合い、何か悲しいエピソードがあるように感じられませんか?
そうなのです。スメラルドは胸の痛む、切ないお話の宿った花です。このようなお話はスメラルドの花言葉からも分かりますが“non potevo dire la verita"イタリア語で「伝えられなかった本当の気持ち」という意味です。花言葉を見るとそのお話が愛、それも悲しい愛だという推測ができますよね?
これから、このブログを通じてスメラルド―この花とプレイングカードにまつわるお話をひとつひとつ開いていこうと思います。
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