スメラルドの花言葉

防弾少年団に転がりついたアラサー。

171117 米・CBS·ABC·NBC”防弾少年団は素晴らしい” 顔を背けられてきた「ヒップホップドル」の急反転

 

 

 

▶顔を背けられてきた「ヒップホップドル」の急反転

2013年に「ヒップホップアイドル」を打ち出してデビューした防弾少年団に対して、周りの視線は優しくはなかった。所属事務所が徹底的に企画して出す「アイドル」と、ラッパー自らが歌詞を書く「ヒップホップ」が互いにマッチしないという理由からだった。防弾少年団のワールドスター登板は、このような偏見と限界を克服した結果だ。防弾少年団は、現在ソテジを始めPSY、TabloなどK-POPの先輩たちに認められるヒップホップグループになった。ヒップホップをベースに、最新ジャンルを混ぜ合わせて、自分たちだけの色を確実に構築したのだ。

音楽にこめるメッセージも格別だ。ビルボードは「防弾少年団の音楽は精神的な苦悩、アイドルとしての生、女性を応援する楽曲まで韓国文化ではあまり扱われない独特のテーマを扱っている」と絶賛した。

 

海外のミュージシャンたちも、彼らの音楽性を高く評価し、コラボレーションのラブコールが続いている。防弾少年団はアメリカ有名ラッパーのWale、EDMデュオのチェインスモーカーズとのコラボに続き、来たる24日に世界的なDJスティーブアオキがリミックスし、アメリカヒップホップ界で注目されているラッパー・デザイナーがフィーチャリングで参加した「MIC Drop」リミックスバージョンを発表する。

防弾少年団のアメリカの音楽授賞式参加は、5月の「2017ビルボードミュージック・アワード(BBMAs)」に続いて二つめだ。当時防弾少年団は、ジャスティンビーバーの6年連続受賞記録を破るトップソーシャルアーティスト部門のトロフィーを受賞した。 AMAsは先日「防弾少年団スペシャルプロジェクトがまもなく公開される」と明らかにし、どんな内容なのか期待が集まっている。

 

▶中小企画会社が作った「中小ドル」

防弾少年団の所属会社ビッグヒットエンターテインメントは、中小型の企画会社だ。多大な資本力はない代わりに、優れた企画力で勝負をかけた。歌詞を自ら書くラッパードルの特性を活かして防弾少年団を「自分たちの話を音楽で表現するグループ」として作りあげた。「アイドル」とは合わないヒップホップの短所を、長所に変えたのだ。また、グループ自体に世界観を与え、その中でそれぞれの曲がひとつに繋がっていくことができるようにした。さらにこれらを、ミュージックビデオ、プロローグ、アートフィルム、ショートフィルムなどの映像コンテンツで広げその拡張性を育てていった。

バン・シヒョク代表プロデューサーは常に「消費者のレベルが昔よりも高くなったため、音楽のほかライフスタイルを合わせられるコンテンツと経験を提供しなければならない」と強調してきた。防弾少年団とビッグヒットは、音楽市場にて、コンテンツの多様化を導くパイオニアとなったのだ。


▶世界を変える「アイドル」

防弾少年団は高騰する人気と同様に、影響力も世界的だ。公式ツイッターのフォロワー数は1000万人を超えた。韓国初だ。ビルボード「ソーシャル50」チャートでは、47回も1位となった。先月US「ウィークリー」が発表した、「ソーシャルメディアで最も影響力のある有名人」リストでもドナルド・トランプオバマ等の前職・現職米国大統領と並んでその名をあげられた。

防弾少年団は、このような影響力で世の中を変えることへと乗り出した。ユニセフと協力し社会を変化させるキャンペーン「LOVE MYSELF」をスタートさせたのだ。児童・青少年に対しての暴力防止を促すグローバルキャンペーンだ。これのために防弾少年団とビッグヒットはファンドを設立し、ユニセフ韓国委員会に5億ウォンを寄付した。今後2年間「LOVE YOURSELF」シリーズのアルバム販売純利益の3%、キャンペーン公式グッズ販売利益の全額、一般後援金等で資金を調達する予定だ。

世の中に貢献したいという防弾少年団の趣旨が知られ、国内外のファンの反応も熱い。ユニセフには、寄付の方法の問い合わせが相次いでおり、公式ホームページのアクセス数も急増している。